住宅ローン滞納した場合の状況・対策まとめ

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住宅ローンの返済で悩んでいる皆さん、こんにちは。
不動産会社で15年営業をしている山内です。

「住宅ローンを滞納するとどうなるの?」

最近、このような相談を受けることが多いです。
統計によれば、住宅ローンが原因で破産する人は、ここ10年で1.5倍増し。

そこで今回は「住宅ローンを滞納した場合の状況・対策」を書いてみたいと思います。
参考になれば幸いです。

滞納1カ月

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1カ月滞納すると「○月〇日までに延滞金・利息を含めた¥○○○○を入金してください。」
と請求書が来ます。

住宅ローンを組んでいる金融機関からです。
再引き落としできなかったので、引き落としから振込みに変わります。

滞納することがあらかじめわかっているなら「○月〇日支払います。」と連絡して、支払う意思をアピールしておきましょう。
請求書が来るといった状況は変わりませんが、支払う誠意をみせられます。
そして、必ず決めた日に支払う!

では、滞納1ヶ月で支払えない場合はどうなるでしょう。

滞納2~3カ月

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滞納1ヶ月で支払えなかった場合は、督促状(とくそくじょう)という通知が来ます。

内容は請求書とほとんど同じですが、少し強めの文章に変わっています。
督促状も、住宅ローンを組んでいる金融機関から届きます。

それでも支払いがない場合は、催告書(さいこくしょ)が金融機関から届きます。

催告書は、支払わないと法的手段に出ますよ、と催促するもの。

催告書(さいこくしょ)は、きちんと相手に届いたか確認できるように内容証明で届く場合がほとんどです。

催告書で支払われないと、金融機関はまずあなたの「分割払いの権利」を取り上げます。
これで、あなたは分割払いすることが出来なくなり、住宅ローンの一括返済を求められます。
もちろん、一括返済なんてできるはずがありません。

請求を無視している間に・・

金融機関は、保証会社に一括で支払いをを請求します(代位弁済)。
保証会社は、住宅ローンを金融機関に一括で返済します(代位弁済)。
代位弁済で、債権が金融機関から保証会社に変わりました。

返済は、住宅ローンを組んだ金融機関でなく保証会社にしていくことになります。
代位弁済されると、住宅ローンを分割で支払う権利はなく、一括返済になってしまいます。

その後は・・

滞納4~5カ月

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代位弁済で、住宅ローンの債権が金融機関から保証会社に移りました。

その後、保証会社から一括返済の請求がきます。

「あなたの金融機関から代位弁済の請求があったので、代わりに支払いました。
その代金と利息を一括で支払ってください。支払えない場合は競売にかけます。」といった内容です。

当然、一括返済できないと思うので保証会社は競売手続きに入ります。

競売手続きに入ったらどうなるのでしょうか・・

滞納6カ月以降

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競売にかけられると裁判所から「競売開始決定」の通知が来ます。

その後、

「担保不動産競売開始決定通知」が来て競売が開始されます。

競売が開始されるとこんなことに影響が出ます。

家に住み続けられる?

住めなくなります。

マイホームを売らなきゃいけない?

このまま滞納が続けば手放すことになります。
今後支払えないなら売った方が得策かもしれません。まだ滞納前なら通常売却、滞納して間もなくは任意売却で売却することになります。滞納を続けるといずれは競売で大損して売ることになります。

家を勝手に売られる?

競売にかかると勝手に売られます。

会社に連絡がいく?

可能性はあります。
ローンの名義人が請求書を無視し続けると、きちんと働いているのかどうか会社に所在確認をすることがあります。

滞納分の住宅ローンの支払いはできなくなる?

できなくなります。
競売にかかると、分割払いの権利を失ってしまいます。たまった6ヶ月分を清算して、また通常通り分割で支払う、なんてことはできません。

ブラックリストにのる

ブラックリストとは、ローンを組む時に審査の基準になる信用情報機関のこと。ブラックリストにのってしまうと、車など他のローンも組めなくなります。

借り換えや新たなローンはできない?

ブラックリストに載るのでできません。

給料差し押さえされる?

されます。
競売で落札され、代金は借金返済にあてられます。それでも残った借金の支払い義務は消えません。返済が進まないと給料差し押さえもあります。

では、こんな悲惨な状況になる前にできる対策を紹介します。

対策

収支を見直す

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節約、家計全ての費用を見直す。

・固定費、通信費 
 →格安スマホに変える、固定電話解約、家のネット環境をポケットWi-Fiに変える

・塾や習い事の整理
 →塾や習い事はやめる

・食費、娯楽費
 →食費や娯楽費はできるだけ切り詰める。

・仕事量を増やす
 →パートやアルバイトに出る、パートなら正社員に、休日は単発バイト。

親に相談する

親に借金を頼む。

金融機関に相談する

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・金利の低い銀行に借り換え

・滞納していなければリスケジュールという手もある
 →返済効期間を延ばす、ボーナス払いなし

マイホームの売却を検討する

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・早めに売る
 →売却金額の方が高くないと売れない

・売却できるリミットがある
 →滞納があると通常売却はできない

絶対にやめたほうがいいことは?

消費者金融からお金を借りる

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ローンの中で1番金利の低い住宅ローンが払えないのに、それ以上の金利の消費者金融の借金が支払えるはずがありません。

借りた翌月から、「住宅ローン+消費者金融の返済」に増えていきます。

逃げる

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連帯保証人に迷惑かかります。

連帯保証人はたいてい親や配偶者。その人にすべての借金を背負わせることに。
逃げても住民票を移せず悲惨な生活になっていく。
住民票がないため家が借りられず、まともな職にもつけない。
子供は学校にも通えない、健康保険がないため病気やケガをしても病院にも連れていってあげられない。

良いことは1つもありません。

まとめ

いかがでしたか?
競売にかかってしまうと確実に生活に影響が出てきます。

今、もし売ることになったらいくらになるか?これを把握しておくだけでも対策が取れます。

支払えなくなってから慌てるのではなく、早めの対策が必要です。
売るとなったら充分返していけるのか、足りない分自己資金はいくら必要なのか?心の準備を常にしておきましょう。

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