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建売住宅と注文住宅どっちがいい?重視すべき9項目で徹底比較

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「建売住宅」か「注文住宅」かで迷ってる皆さん、こんにちは。
ハウスメーカーで10年営業をしている大林です。

「建売住宅と注文住宅、どちらがいいの?」

一戸建てを検討する上で、一番最初に悩むところだと思います。

そこで今回は、マイホーム購入で世の中の人が重視する9項目と共に「建売住宅と注文住宅の比較」をしてみました。
是非、参考にして下さい!

購入費用

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○建売・土地付き注文 ×注文+土地

やはり一番気になるのは購入費用ですよね。

それぞれの平均購入価格や購入した人の年収や面積を比較してみました。

全国平均 建売住宅 土地付き
注文住宅
注文住宅
(土地なし)
購入価格 3,338万円 3,955万円 3,320万円
世帯年収 554.7万円 599.3万円 596.5万円
建物面積 101.7㎡ 113.3㎡ 129.3㎡
敷地面積 139.4㎡ 218.1㎡ 305.0㎡

2016年度 フラット35利用者調査(住宅金融支援機構)より

購入価格だけを切り取ってみれば、建売住宅が一番安いことがわかります。注文住宅であれば更に土地代がかかってきますからね。

建売住宅と土地付き注文住宅と比べると、600万円程の差です。

この差は大きいようにも思えますが、敷地面積を見てみると明らかに土地付き注文住宅の方が広いことがわかります。

建物面積を同じくらいとすると、意外にも建売住宅と土地付き注文住宅は費用に大きな差はありません。

土地付き注文住宅とは…
更地の状態で土地(建築条件付き土地)を購入しますが、既に建築会社が決まっている住宅のことです。
建築会社が決まっている分建てられる家の幅も狭まりますが、土地とは別々に購入するよりも安価で注文住宅を建てられるというメリットがあります。
「建売」に対して「売建」とも呼ばれます。

資金計画の立てやすさ

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○建売 ×注文

建売は価格が明示されてるため、資金計画を立てやすいと言えます。

注文では、設計してからではないと詳細の金額はわかりません。
あれこれと要望を出しているうち、当初の予算よりも高額になっている場合もあります。

また土地も別で購入する分、建物よりも先にローンの返済が始まるなど、返済計画も複雑になります。

その点、建売はほぼ予算通りに購入できるのがメリットになります。

手間

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○建売 ×注文

注文住宅は、まず初めに土地を探さなくてはいけません。
タイミングよく希望の土地が見つかればよいですが、土地が見つかるまで長いと数年かかる場合もあります。

立地が良いなど人気のある土地は建売に買い占められているので、見つけるのはより難しく時間がかかります。

また土地が見つかった後も、何度も打ち合わせをしたり工事の経過を見に行ったりと時間と手間がかかります。
夫婦喧嘩も必ず起こりますし、時には設計士さんと意見がぶつかることも。

建売は既に完成しているので、面倒くさがりの人には楽です。

自由度

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○注文 ×建売

こだわりを実現できるのは注文住宅です。
ハウスメーカーや工務店によって限度はありますが、間取り、外装、内装、設備、建材、工法を自由に選べます。

建売の場合は、万人受けするようなシンプルな作りになっているため、必要最低限の設備しかありません。
質の高いものは使われませんし、逆に自分には必要のないものがあることも。

ただ未完成のまま売り出されている建売ならば、壁紙や塗装など構造に影響のない部分であれば自分で選べる場合もあります。

仕上がりのイメージしやすさ

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○建売 ×注文

仕上がりのイメージしやすさは、自由度とは相反する部分です。

建売は既に完成していたり、同じタイプの家が既に建っていれば、実物を見ることができます。
家具の配置、日当たり、風通しなどを自分の目で確認できるのがメリットです。

逆に、コンセントの数や位置、家具が収まるかどうかなど、自分の目でしっかりとチェックして購入しなくてはいけません。

注文は自分の希望通りに建てられるオンリーワンの家なので、完成してみなければどんな家なのかわかりません。
時には「イメージしていた家と違った…」という失敗もあります。

工期

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○建売 ×注文

時間がかからず、スケジュールの立てやすいのは建売住宅です。

1年以内に引っ越したい!という場合でも、住宅が決まればすぐに入居できます。

注文の場合は、土地探しに数か月~数年、打ち合わせに数か月、建築工事に3~6か月、合計1~2年はかかります。

品質

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○注文 ×建売

建売は同じ家を複数戸建てるため、安い建材を大量発注します。
その分材料費は安く済みますが、その分注文の方が寿命は長いと言えます。

また、施工業者にとっても建売は単価が安いため、量をこなさなくては儲けになりません。
よって、「早く建てる」ことを重視している建売の施工業者も多いでしょう。
買主は完成後しか見られないことが多いので、構造の中はどうなっているかわかりません。
「欠陥住宅」というのはほんの一部ですが、建売には当たりはずれがあると言えます。

一方で注文は、建築中も順を追ってチェックできます。
建築中はこまめに顔を出した方が良いでしょう。お互いの顔が見えると手抜きもしづらくなりますし、クレームになっては面倒だと業者も考えるからです。

建てている経過を見られるという点で、注文の方が品質も確実だと言えるでしょう。

アフターサービス・保証の充実

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○注文 ×建売

新築であればどの住宅にも、品確法という法律によって10年間保証がハウスメーカーに義務付けられています。

11年目以降の保証を受けるには、保証期間を延長する必要があります。
メーカーの有償メンテナンスを受けることが条件になりますが、メーカーごとに定められた最長期間(20~30年)まで保証を延長することができます。

しかし、メーカーのメンテナンス費用が数百万円になることもあります。
11年目以降は保証期間を延長せず、安い外部業者にメンテナンスを依頼するというのも一つの選択肢です。

このように、保証期間については建売か注文というより、業者によって異なります。

しかし、細かいアフターサービスについては注文住宅の方が有利です。

注文は設計時から顔の見える付き合いですから、引渡し後に何かあってもすぐに相談できます。
建売は引渡し後、担当者が顔を見せることはあまりありません。

更に、建売は立地や間取りから選ばれることが多く、知人に紹介されることがほとんどないため、あまりアフターサービスまで徹底していません。
注文なら知人の紹介に繋がる可能性もあるため、アフターサービスまで徹底しているところが多いです。

将来の資産価値

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○建売 ×注文

住宅の価値には2種類あります。使用価値と資産価値です。

使用価値とは自分にとっての価値のこと。自分が満足できる物件であれば使用価値が高いと言えます。

対して、資産価値とは不動産市場で評価される価値のことです。

では、将来もしも売却することになった時に資産価値が残るのはどんな住宅でしょうか。

実は建物自体の価値は20~30年でゼロになると言われています。建物は消耗品なのです。

そこで残るのは土地の価値です。

その点で言えば、建売の方が立地の良い場所に建てられていることが多いので、価値が高いと言えます。

また、建物の価値が残っている場合でも、建売の方が価値は高いと言えます。

建売はクセがなく、万人受けするようなオーソドックスな間取りです。

それに対して注文は一人ひとりに合わせて設計されているので、個性的な作りになっています。
万人受けしないものには資産価値は付きません。

よって、将来売却することを考えたら、建売住宅の方が得なのです。

まとめ

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建売住宅と注文住宅、それぞれの項目で勝敗を決めてみました。
しかし、本当にどちらがいいのかはあなた次第。
自分にはどちらが向いているのか、生活スタイルや家族構成を踏まえて決めましょう。

建売住宅が向いている人

・安さ重視
・すぐに住みたい
・こだわりなし、いろいろ考えるのは面倒
・オーソドックスな間取りでよい
・資産価値重視
・立地重視

注文住宅が向いている人

・予算に余裕がある
・時間をかけてこだわりたい
・家づくりを楽しみたい
・自分に合わせた間取りがよい
・使用価値重視
・土地を持っているor探すところから始めても構わない

是非、あなたのマイホーム選びの参考にしてみてくださいね!